SUP事故の未然防⽌に関する注意喚起につきまして

SUPA会員の皆さまへ

平素は、(一社)日本スタンドアップパドルボード協会(SUPA)活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症対策につきまして、皆さまの真摯なるご協力に対しまして深く御礼申し上げます。また、この新型コロナウイルス感染症の影響により、長期にわたる医療関係者の皆さまのご苦労に対しまして、心より感謝と敬意を申し上げます。

新型コロナウイルス蔓延の影響からアウトドアスポーツ志向が高まり、SUPを始める人も年々増加傾向にありますが、それに伴いSUPによる事故件数も年々増加している現状です。

事故につながる大きな要因

気象、海象に関する知識不足、技能不足、装備などの準備不足、法令の認知不足などが考えられます。

例えば、風の吹く方向を把握せず強風下や波が高い状況下で出艇し帰還不能になる。離岸流など流れが速い中に出艇し帰還不能になるなどが考えられます。

安全管理に関する装備や行動指針

SUPを行うときはライフジャケット着用やリーシュコード装着は必須です(SUP サーフィンを除く)。特に初心者や若年者、高齢者の方々には固型式ベスト型で浮力が十分に確保できるタイプを推奨します。膨張式ライフジャケットに関しては操作方法の理解 と定期的な点検(使用後の洗浄による動作部の塩による固着チェック、ガスカートリッジの交換)を欠かさないよう心がけてください。
万が一に備え携帯電話を防水ケースに入れ準備し、ホイッスルなどの警告装置を備えましょう。

水上では周囲(船舶等)からわかりやすい視認性の高い服装などを着用してください。 水上では船舶同様、常に周囲に対しての見張り義務が課されます。寝転んだりせず、 座って休む際にも見張りを忘れないよう行動してください。 各地の法令を遵守し、港湾、漁港、漁場には無闇に近づかない事。船舶往来が多い場所や航路を止むを得ず通過するときは、船舶の往来を妨げず、速やかに通過するなど 細心の注意を払う事が必要です。

安全に楽しくSUPライフを送るため、その場所のルールや地形、海象を知る情報収集のためにも、各地域で活動されているショップやそのフィールドに詳しい識者の方と関わりを持つこともお勧めいたします。
また、その他のSUP安全管理に関する周知事項は、海上保安庁のHPでも公開しております。気象情報などの最新情報の入手も可能ですので、是非出艇前にご確認頂くことを推奨いたします。

<海上保安庁公式HP>
<海上保安庁 海の安全情報>
<海上保安庁 Water Safety Guide>
※ 最新の事故発生情報なども掲載

あきらかに初心者と思われる人や、SUPのことを理解していないかな?と感じる方がその場にいた時は積極的にお声がけをしていただき、SUP事故未然防止のため、皆様にご協力をいただけますよう宜しくお願い致します。

一般社団法人日本スタンドアップパドルボード協会
安全管理部会 部会長 南里 尚志

20211011_安全管理に関する共有

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